Urban meteorology　Coastal meteorology

近年の都市化に伴い，日本の首都圏をはじめ世界各地でヒートアイランドや集中豪雨といった都市特有の大気環境問題が顕在化し，それらの現象の解明および対策が急務となっています．
本研究室では，主に都市大気に着目した研究を，「屋外大気観測」や「気象数値シミュレーション」といった手法により，気象学のみならず水文学・土木工学など関連する分野と併せて学際的に取り組んでいきます．
例えば，以下のようなテーマに基づいた研究を実施しています．

• ◆　気象移動観測と数値放射モデルを用いた都市街区内の熱ストレス評価
• ◆　ひまわり8号の輝度温度情報に基づく関東広域の熱環境評価
• ◆　メソ気象モデルWRFを用いた首都圏の気象場解析
• ◆　ドップラーライダー観測およびラジオゾンデ観測に基づく都市大気構造の実態把握
• ◆　船舶レーダーを用いた降雨鉛直構造の解析
• ◆　降水リードタイムと水蒸気量変動との関係評価
• ◆　積算降水量マップに見る千葉県内の水害リスク評価
• ◆　東京湾が首都圏の気象場に及ぼす影響評価
• ◆　干潟による熱緩和効果の実態把握
• ◆　地上デジタル放送波を用いた都市域上の水蒸気変動量の推定（情報通信研究機構との共同研究）
• ◆　AIによる谷津干潟におけるグリーンタイド予測の試み
• ◆　iRICを用いた河川氾濫シミュレーション
• ◆　東京外かく環状道路の新規開通に伴う交通量とNOx濃度変化（赤羽弘和研究室との共同研究）

★WRFによるトレーサー流動解析

★ドップラーライダーによる観測